当協会にはこれまで、法人化問題や経営課題などその時々の立場で関わって参りましたが、この度、理事長の任を担うことになりました。そもそも退職教職員の『生きがい』とはなんぞや?その支援とはいかなるものか?
昨年3月東京での任務を終え、ふるさと岩手へ帰りました。夜明けとともにウラの畑に立ち、花樹やメダカを愛で、大自然の真っ只中での絵描き三昧。やがて暮れなずむ頃には杯を傾けトロリと眠りにつく。なんと24時間365日が『人生の楽園』でした。
また、久しぶりの岩手のなかまとの再会は、好きなことを好きな時に好きなようにやっている人たちとの出会いでもありました。その生き様は多種多様なのですが、なぜか現職時代より溌刺としているようなのです。
ただ、「最近顔を見なくなったね」という方は気がかりです。東日本大震災から2年経過し、避難生活での深刻な問題は、『孤独』だといわれます。繋がらない怖さです。
それぞれの『生きがい』が行き交い繋がり交わる、またその中で新たな『生きがい』のヒントも発見できるかもしれません。当生きがい支援協会が、いくらかでも退職教職員のみなさまのお役に立つことができればと願っております。
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